平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

無断キャンセルを防止するには質問の仕方を変えるだけ

問い合わせ電話を受けたは良いがすっぽかしをされると困る。 それは塾にとって見込んだノルマが達成できない要因でもあるし、 人間不信になってしまう要因でもある。 無断キャンセルを防止するために使えるテクニックは「一貫性」である。 心理学用語「一貫…

人気の予備校講師を分析したら売れる教え方がわかった

予備校には人気の先生がいる。 河合塾、代ゼミ、駿台を筆頭に東進の快進撃もある。 その中でも有名な英語の先生には3種類いる。 ①ルール派(英語のルールに沿って解きなさいと言う人たち) ②暗記派(覚える量が増えたら解けると言う人たち) ③ネイティブ派(…

英語アレルギーを出させない方法(高校生編)

今回の内容は全国模試偏差値30〜65の生徒を対象としている。 大学受験の英語においてもそのほとんどは中学英語の応用でしかない。 わかりやすい授業をするためのポイントは当然いくつかあるのだが、 例文は見覚えのある中学レベルで書くべきだという話をして…

面談中に確認すべきは勉強の進捗ではなく学校が楽しいかどうか

新規問い合わせ、体験期間終了前、在籍中・・・ 塾では様々な場面において生徒と面談をする。 まさかとは思うが塾の面談で、勉強の進捗を確認する「だけ」の面談を組んでいるとしたら塾講師としては終わっている。 塾講師の本業は授業だから勉強の進捗を組ん…

教員ではなく塾講師か予備校講師になる人に伝えたいこと3つ

私は教員になったことはない。 ただ祖父は数学科の教員だったし、母も国語科の教員だった。 だから教員の現場については教員ではないわりにはよく知っている方だと思う。 そんな教員サラブレッドとも呼べるであろう私が塾講師になったのは何も教員採用試験に…

ノートの取り方を自由にさせれば子供の読解力はつく

板書のどこをノートに書き写すか。 これは生徒に完全に丸投げにした方がいい。 提出の義務を負わさず、自由にさせる。 ノート提出の義務がある先生の意図って、 「私の授業をちゃんと聞いていたかチェックする」 って意味だから、あまり意味がない。 【国語…

塾講師が現場で使うべき営業行動の指針はUSJと同じ

塾のあの営業ノルマの達成方法に関する内容はこれまでもいくつかやってきたし、これからも無限に紹介するつもりである。 【前年比142%増】生徒数を増やす学習塾と私立学校のマーケティング【確率思考の戦略論】 今回も当然「生徒数を増やす」「退塾者を減ら…

季節講習後の大量退塾を防ぐには「1枚のアンケート」で十分

突然ですが、プレゼントを贈るときどんな物を送ったら1番喜ばれるでしょうか? 贈る側だと「相手が喜びそうなもの」という意見が多いようです。 しかし受け取る側に立つと「自分の欲しいものが欲しい」と思うようになります。 つまり何が言いたいのか。相手…

【イギリス国税局が実証】提出物の期限を守らせる方法

生徒に提出物の期限を守らせたい先生はたくさんいる。 なぜあそこまで期限にこだわるのかは当時謎だったが、 社会人になると社内の仕事の納期を平気で破る者がいるのだから、ある程度学校で期限を守ることが大事だと教育するのは間違っていない。 そこで今回…

給料が増えても貯金は増えない

サラリーマンが労働で給料を増やす方法はいくつかある。 ①出世する ②定期昇給 ③残業する しかしどれも貯金を増やす決定打にはならない。 昔なら有り余るほどの金をもらえた時代だった。 なので中高年の言う「頑張って働けば金は増える」は今の時代当てはまら…

積極性と慎重さの使い分け

積極的にやったはいいがミスをして怒られる。 ミスしないように慎重にやったら遅いと言われ、もっと積極的にいけと言われる。 この問題は2つの軸で解決できる。 ①上司がミスに寛容か ②ミスの影響が大きいか 例えばだがよくスポーツの世界では「積極性」が求…

人気の塾を演出したいなら新規生徒の面談アポはすぐ取るな

塾には新規生徒を受け付けるために電話がかかってくることがある。 営業ノルマがあるから、意地でもその場でアポ取りたいし絶対キャンセルもさせたくない。そんな時に有効なのは「人気教室の演出」をすることである。 人気教室の演出ができればもれなく、 ・…

組織への忠誠心が高いとは「会社が倒れたら自分も死ぬ」と同義語

どんな組織でも良いのだが、 ここでは社会人としての職場の組織への忠誠心を主に指している。 組織への忠誠心が高いことは誰の得になるのだろうか。 それは2人だけだ。 ①社長 ②直属の上司 以上である。 組織への忠誠心とは、 「会社へ依存した思考停止状態」…

マイホーム持ちの先生は時代錯誤の幸せを押し付ける可能性がある

マイホームを持つことが幸せであり、一人前の大人として認められていた時代は確かにあったようだ。 しかしもうそんな時代は終わっている。 若者の「マイホーム離れ」確かに金がないだけかもしれないが時代は、 「所有による幸せの価値観」 から、 「自分の生…

不登校や引きこもりこそ正常

不登校や引きこもりにも確かに種類はある。 ①人との関わりが極度に苦手 ②ただサボっている ただどちらにせよ共通しているのは、 「自分の生き方を貫いている」 という点である。 学校や塾はあの生徒数のわりに先生の数が少ないと思う。 それが原因で画一的な…

結果の出せる塾教室6ヶ条

大学2年時に塾講師になってから、様々な教室責任者の下で授業をしてきた。 同じ塾の看板を背負っていても、教室長が違えばもうそれは違う塾とも言える。 だが結果の出せる教室には共通点がある。 様々な教室長に出会い、自身も教室長になったことがある私が …

勤務時間内に教材研究ができないことは労働基準法に反するか

「勤務時間中に行う授業の教材研究を、勤務時間にできないのはおかしい。」 「教材研究なんて勤務中にやるもんじゃない。家でやれ。」 教育現場を取り巻く上司と部下のいざこざは様々であるが、教材研究を勤務中に行うかどうか、これは比較的若い先生から出…

ディズニーとUSJの違いから、自分に合った先生としての方向性を考える

東京ディズニーランド・シーとユニバーサルスタジオジャパン、どちらが好きかそれなりに先生にも様々な意見があるだろう。 ちなみに私は遊園地としての世界観ではディズニーの方が好きだが、キャラクター単体ならUSJのミニオンの方が好き。両方好きだし、常…

先生が転職を成功させたいのなら「対面至上主義」をやめた方がいい

先生になったのはいいものの、過酷な労働環境や、人間関係のトラブルを筆頭に、他にも様々な要因から「転職」を考える先生は少なくない。 また教育業界は「非常勤講師」でも十分食っていけるがゆえに、正社員にこだわらない働き方も存在するのは皆さんもよく…

とりあえず3年は勤めた方が良いという常識は間違っている

モチベーション高く就職したは良いものの、 あまりの労働環境が嫌になり退職を検討する。 すると謎の勢力が現れる。 「とりあえず3年は勤めた方がいい」 【履歴書】3年は勤めないと履歴書に傷がつくは嘘【とりあえず3年】 これははっきり言って間違っている…

教育現場で無理だと思われたサービス残業をなくしたら、保護者からのクレームがほぼなくなった話

教育業界の現場は「長時間労働とサービス残業に抵抗感がないリーダー」が多い。 またそのせいで社員やアルバイトなど退職をする先生が多いのは、学校も塾も同じであると思う。 そういった体質は塾であれば会社上層部や現場のリーダーの考え方だったり、学校…

受験前ノイローゼを「頑張ろう!」以外で改善させる方法があるが、親がバカだとなす術なし

生徒の受験前ノイローゼ、これはなかなか生徒本人はもちろん、先生にとっても辛い問題です。 しかしこれには劇的に改善できる方法があります。 【価値観と】受験ノイローゼは最短1日で治せる【歪み】 公立高校至上主義の地方の受験においては、公立高校受…

厄介なクレーマーがたった1日で先生のファンになる日

クレームは実は簡単に処理できる。 教室のスタッフが顔面蒼白で私に子機を持ってきて、 「◯◯さんのお母さんから、◯◯の件でクレームが入っています」 と、だいたい2〜3ヶ月に1回くらいのペースでクレームはきていた。 これでもクレームは相当少ない方ではない…

先生は残業依存症だから働き方改革では効果が薄い。でも策はある。

世間を取り巻く「働き方改革」 先生はその恩恵を受けられるのか。 また、本当の意味での働き方改革はどう行うか。それを今回は考えていきたいと思っている。 教員も塾講師もどんなに国や会社が働き方改革をしようと言っても、現場に権限が移譲されているとい…

自分がLINEを使い始めた理由を思い出せれば、生徒の遅刻を1週間でゼロにできる

生徒の遅刻の理由は親から事前に連絡の入ったものから、微妙に時間を守らないだらしがない遅刻まで様々です。 学校でも塾でも毎日起きている先生を悩ませる「遅刻」に対して以下のようなことをしている先生はいませんか。 ①遅刻するなと説教する(全体、個人…

先生と生徒の恋愛は恋愛市場においてはどう考えても釣り合わない

先生だって人間だから生徒を好きになることはある。この主張は心の中に留めるのであれば認めます。思うことは勝手ですからね。しかしそこから行動してしまうとんでもない先生がいます。 塾講師をしているとき、〇〇高校の先生が生徒と隠れて付き合っていると…

辞めた方が良いブラックと、辞めなくても良いブラックを考察する

今いる教育業界を辞めるかどうかの判断は、正直なところ最後は自分の判断である。 辞めたければ辞めれば良いし、辞めたくないなら辞めない方が良い。 ただその中で、転職先が見つかるか不安 転職して今より労働環境が悪くなったら困る などの理由から転職を…

塾の定期テスト対策を廃止したら、入塾が2倍増えて退塾が5分の1になった話

塾には「定期テスト対策」というものが存在します。 通っていた塾にこういったものがあった経験のある先生はいると思います。 定期テスト対策とは、学校の定期テストの範囲を通常授業とは別の授業として生徒に提供しているサービスです。内申点が受験に大き…

授業の研究とは、授業をパクることでしかない

私の祖父はとある県で小中学校長会の会長をしていました。その経歴から考えると実力のあるの数学の教員だったようです。(身内自慢をしたいわけではありません。) 実際の授業をするところは見たことはありませんが、祖父の部屋一面を覆いつくすほどの算数数…

感情的な態度で業務やノルマを強要してくる上司への対処法と管理職へ伝えたいこと

先生をはじめ、親や上司から怒られて言うことを聞かせられた経験はありますか。 かなりの頻度であるのではないでしょうか。下手すれば毎日って人もいるはずです。 生徒から見た先生に限らず、親や上司にも怒りという負の感情で人に言うことを聞かせようとす…