平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

人気の塾を演出したいなら新規生徒の面談アポはすぐ取るな

塾には新規生徒を受け付けるために電話がかかってくることがある。

 

営業ノルマがあるから、意地でもその場でアポ取りたいし絶対キャンセルもさせたくない。そんな時に有効なのは「人気教室の演出」をすることである。

 

人気教室の演出ができればもれなく、

・その場で即面談日程が組める(99%)

・キャンセルされない(100%)

 

新規生徒にはまず無料体験の授業や、面談のアポを取ると思うのだが営業のやり方を間違えている先生が多い。この営業はめちゃくちゃ簡単かつすぐできるし嫌な思いも一切しない。

来たる季節講習へ向けて即取り入れて欲しい。

 


【生徒数】入塾希望者を増やしたいなら新規アポの面談はすぐ取るな【増加】

 

人気教室の演出例

保護者「無料体験の話が聞きたくて電話したのですが」

塾「ありがとうございます。お聞きしたいことがございますか?」

保護者「かくかくしかじか・・・」

塾「それに関してはかくかくしかじか・・・」

保護者「なるほどありがとうございます」

塾「その場で無理して申し込ませたりすることはございませんが、まもなく講習が始まってしまいますので一度来塾をおすすめさせていただきます」

保護者「はい」

塾「ただ、今面談アポがかなり埋まっておりまして、講師も夕方以降は授業ですので対応できないんですね。ちょっと調整できるか確認しますので、空いている日程を複数いただけませんか?1つですと調整できないかもしれないので」(人気塾の演出1回目)

保護者「この日ならこの時間、この日ならこの時間です」

塾「確認しますのでお待ちください」

 

ここで1分は保留(調整に時間がかかっていると思わせて人気塾の演出2回目)

 

塾「いただきましたこの日程でしたら可能なのですが、前の面談アポの方が長引いてしまったりしたら5分くらいお待たせしてしまうかもしれないのですがご了承いただけないでしょうか?」(実態はそんなことないが人気塾演出3回目)

保護者「大丈夫です」

塾「前後に面談埋まっていますので日程のご都合悪くなった際はお電話いただけないでしょうか?」(他人に迷惑がかかると思わせて無断キャンセル防止)

保護者「かしこまりました」

 

このような感じである。

 

人気塾の演出ができれいれば、

「キャンセルしたら自分がおかしいみたい」

と思わせることができる。

そうすれば「話を聞くためだけに電話したのに」というタイプもアポは取れる。

 

そしてキャンセルはまずない。日程変更で済む。

 

営業は好きか嫌いかじゃない。

勉強するかしないかだ。センスなどない。

 

 

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