教育百貨店の平野です。
今回は「勉強のやる気は出るまで待つ」なんて先生が言い始めたら終わりです。についてお話していきます。
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今回の内容は動画でも解説しています。
文字が良い方はこのままお進みください。
生徒から勉強がつまらないと言われたことはありませんか。
生徒からそんなことを言われた際のアプローチ方法として、その生徒によって変わってきます。
主に4種類のタイプに分かれ、コントローラー(支配したい)、プロモーター(影響力を与えたい)、サポーター(揉め事を嫌う)、アナライザー(論理性が大事)がいます。
2つのタイプを持っている場合もありますが、単体で考えます。
では、各タイプに対するアプローチ方法を説明していきます。
・コントローラー(人から支配されるのを嫌いで、人を支配したい人たちです。)
1、コントローラーは長い会話を好みません。
2、愛想はそんなよくない子が多いですが、別に怒っているわけではありません。
3、問いかける際は、「質問して良い?」よりも「教えて欲しいんだけど」の方が本音を引き出しやすいです。
4、会話をする際は、本題から逸れるのを嫌がります。
質問に関連することのみ話すようにしましょう。
5、問いかけに対して、わりと淡白な答え方をしますが、怒っているわけではありませんし、機嫌が悪いわけではありません。
また、納得できない場合は「わからない」、「できない」、「いいえ」と言います。
「はい」と答えていればOKです。
6、返答のテンションが低いと思う事がありますが普通です。
内容がしっかりしていれば問題ありません
7、嫌な顔をせず質問に答えてくれたら信頼関係ができている目安になります。
8、必要最低限の質問が終わったら、結論を早く言いましょう。
先に結論を言える場合は言いましょう。
9、話が終わった際に質問があれば他にも聞きたいことがあるといってきます。
なければ、雑談せずにすぐ面談を終わりましょう。
補足説明としまして、サポーターの先生はコントローラーの先生と雰囲気が合わず距離を縮められない事があります。
コントローラーにもサブタイプでアナライザーかプロモーターを持つ人がいます。
状況によってタイプの複合的な使い方が必要です。
そもそもコントローラーの生徒は信頼していない先生のもとへ相談に来ることはまずありません。
・プロモーター(人に影響を与える事が生きがいの人たちです)
1、まず話ができる雰囲気を作り、相手のノリに合わせましょう。
2、結構話し上手ですが、あまり聞き上手ではありません。
3、本題から逸れても良いので話を引き出しましょう。
4、質問の答えになってないことを躊躇なく言うのもプロモーターの特徴です。
5、しっかり話に乗りましょう。
6、同じノリで勉強の状況をヒヤリングします。
そうすることでその後の真剣な会話も割と聞いてくれます。
7、楽しいと感じていたら動きますので徹底して楽しい感じを演出しましょう。
8、塾が楽しくないとサボる事があるので塾に来ることの敷居を下げていきましょう。
9、内容は結構真面目でも軽い感じで決める方が好みます。
10、塾の日の最初に軽い会話から始めて勉強の内容を決めましょう。
11、やる気が続かないので会う回数を増やすようにしましょう。
補足としまして、アナライザーの先生とプロモーターの生徒は会話が噛み合わないことが多々起きます。
プロモーターは表裏がない代わりに何も考えず発言します。
「つまんない」と言い出すと教室の雰囲気が本当につまらない空気になり評価が下がります。
特にプロモーターを持つリーダー格の生徒をしっかり押さえておかないと教室が荒れます。
ご注意ください。
・サポーター(人との争いを避けて合意を大切にする人たち)
1、「合意」を大事にしましょう。
まずは賛同してあげましょう。
2、「みんな一緒だよ」の演出も効果が高いです。
みんな一緒というのは特にサポーターにとって不安な時に安心させる効果もあります。
3、みんなと違うことを極度に嫌うのでやる気が出ないのは普通と言ってあげましょう。
特に心のケア的な意味で重要です。
4、会話する際は聞き上手なので聞いていてイメージしやすい例え話をしましょう。
5、「みんなと同じ。変わらない。」を強調しよう。
心を整えてあげると勉強できます。
6、基本、周りがやってることをやらせる方がベターです。
「新発見の勉強法」とかはあまり好まないです。
7、先生との約束という形で勉強をすることにしましょう。
「嫌」と言わないので課題の量は少なめでいくのがベターです。
8、自分で決めるのはあまり得意ではないので、科目を答えない場合があります。
その際は先生主導で決めても良いです。
9、答えられない質問してしまった場合は、全力でフォローしてください。
答えられない自分って...となってしまいます。
10、課題は、少なめの量から始めて適宜課題の量を増やしていきましょう。
そのようにしないと、許容量を超える課題を体調崩してまでやろうとします。
注意してください。
11、先生から「見てるからね」と言ってあげると結構頑張れます。
ただし言ったからにはちゃんと見てください。
12、素直で文句言ってこないですができない約束はやめましょう。
文句を言わずに退塾する要因となります。
補足説明としまして、サポーターは普段は争う事が嫌いで平和的ですが、1度嫌われると2度と信頼は取り戻せません。
またサポーターは承認欲求がかなり強めです。
サポーター気質がかなり強いと「かまってちゃん」へと進化する生徒がいる場合もありますので注意が必要です。
日本人が真面目で勤勉なイメージを持たれるのはおそらくサポーターが要因です。
・アナライザー(論理的に合ってるかどうかが最も重要な人たちです。)
1、会話する際に「間」を開けてゆっくりとしたペースで会話するのを好みます。
2、抽象的な質問を嫌いますので、具体的な質問にして答えやすいように「どんな感じ?」は使えません。
3、即答で返答することはないので話が詰まってしまっても割って入らないようにしましょう。
4、手順通りの論理的な会話を好みます。
5、結論から入るよりも、手順を順番通りに説明しましょう。
6、必要に応じてだが、どうやって勉強するかまで伝える必要があります。
高校生だと自分でできますが中学生だとチェックシートを好みます。
7、やることを丁寧に説明しましょう。
8、今やるべきこと、やらなくて良いこと、明日やることなどを細かく指示しましょう。
1ヶ月の学習計画を立てても的確な指示が出ていれば計画通りにやってきます。
補足説明としまして、アナライザーは非常に論理的ですが偏差値の高さとの相関関係は見られませんでした。
理系科目の点数が高い傾向もありませんでした。
一般的に事務作業が得意とされています。
適材適所に配置できるかがリーダーに求められます。
リーダーになりやすいとされるコントローラーとの相性は比較的良いとされています。
ただしプロモーターの上司とは相性最悪です。
それぞれ違うタイプによってアプローチを変えるというのをコーチングと呼んでます。
タイプによって会話の好き嫌いは変わってきます。
タイプによって勉強のやる気のあげ方も違います。
ですので、一人一人生徒をしっかり観察して、どの子がどのタイプなのか見極めてアプローチしていきましょう。
また、自分がどのタイプなのか客観的にも見極め、自分には合わないタイプと思う場合は違う先生に対応してもらうというのも良いと思います。
この動画を参考にしてもらって自分の指導から漏れる生徒を一人でも減らしていきましょう。
以上となります。
動画では、面談方式でどのタイプの時はどのようなトークをするか実際にやっております。
よろしければ以下の動画でもご覧いただき、さらに理解を深めてみてください。
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株式会社成基コミュニティグループ佐々木社長(成基学園、ゴールフリー)※役職撮影当時
株式会社成学社個別指導本部廣田部長(フリーステップ)
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