生徒が増えない要因に関してはいろいろある。
単純に先生に問題がある場合から、プロモーション効果が薄い場合まで様々であるが、
現場で実は起きがちな生徒が増えない理由の1つを紹介する。
それは「入塾するなら誰でもOK」というスタンスである。
【ノルマ】先生と授業に問題がなくても入塾が増えないのは理由がある【限界】
これは実例である。
私が学生の時地名度も高く、有名な塾があった。
そこに通っている生徒は多い。しかし私の学年の生徒は全然その塾に通っていない。
1つ上の学年や、1つ下の学年は通っている。また他の学校の同じ学年もたくさん通っている。
私の学校の、私の学年だけ異常に通っていないのだ。
その理由は1つはっきりしている。
学校内で、交友関係の中で、親同士の関係の中で、
「あまりにも評判が良くない生徒がその塾内で幅を効かせていた」のである。
だからどんなに実績があって、どんなに有名な塾であっても、
通塾候補から外れてしまう。
残念ながら塾は「評判」が全てだ。
「あいつが通っているなら通う」「あいつが通っているから通わない」
これは地方限定かと思っていたが、都会のど真ん中の塾に3週間代講に行った時にも感じた。
「この生徒が要因で、通塾したい生徒が減っている」
これは確実にある。
解決策として、
①該当生徒の塾内での様子をよく観察する
②ヒエラルキーを作るなどの居心地を悪くする行為がないか
③生徒同士の交友関係の把握
こういった生徒は「厳しく行動を制限する」という方法もあるにはある。(あまり賛同できないが)
とにかくそれ以上、他の生徒へ物理的精神的な危害を加える生徒をノルマのために入塾させないことだ。
短期的な目標は落としつつも、長期的な目線で塾は運営をしていくべきであると思う。