平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

【映像VS対面】東進の倒し方【〇〇塾の倒し方シリーズPart1】

こんにちは、本日は【〇〇塾の倒し方】というシリーズです。

これは最初に注意を記載させていただきますが、その塾を批判する・悪口を言うという意味合いは全くございません。

戦略を分析して「この塾はこういうことが強み」というのを分かったうえでじゃあこの塾がライバルとして同じ地域にあった場合自分たちはどう闘っていくか?という考え方を学んでいただける内容となっています。

 

動画ではより詳しく話しています。

文字の方が良い方はこのままお進みください。


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まず、東進がどのような塾か?という説明から行っていきます。

 

〇 東進とは?

色々なグループ会社を抱えていますが、メインブランドを紹介します。

 

東進ハイスクール(直営)

東進衛星予備校フランチャイズ

四谷大塚

東進ハイスクール四谷大塚は基本関東にしかなく、みなさんがいわゆる「東進」として全国で認識しているのはほとんど東進衛星予備校です。

 

東進の有価証券報告書を読んだ時に僕が印象に残ったキーワードが

教育機会の均等を目指すという記述です。これは他塾とかなり大きな違いを生んでいます。

塾は昔から地域密着でやるか、大きな駅の目の前にたててそこに集客するという方法が一般的に長い間取られてきました。

例えば僕の通っていた河合塾でも、校舎によって講師の先生はもちろん違いますし大きい校舎の方が小さい地方の校舎よりも質の高い授業を受けられることが多かったです。

これは「教育機会の均等」という点においてはお世辞にも均等とは言えないのが教育業界の実情でした。

それに対して東進は教育機会の均等を目指してどんどん拡大していきました。

 

〇 東進の強み(売り方)

・同じ質でどこでも受けられる

どの業界でもそうですか、サービスの均一化は難しいです。それに対して東進の「いつでもどこでも同じ質のもを受講できる」というのは非常に優れたサービスです。

・地方ほど想定的に高品質

これは僕の体験も交えての話になるのですが、僕が予備校に通っていた時に受けていた超売れっ子の英語のある先生は「△△校にはいかない」などと言っていて実際にその地方には出向していませんでした。そう考えると、地方と首都圏とを比べるとやはり良い講師の先生は首都圏に固まっている確率が高いと言えます。

しかし、東進ならその首都圏でしか受けられないような超売れっ子の先生の授業を、駅を乗り継いでいかなくても自分のなじみのある地域で受けられるというのが大きな強みです。

・幅広い講座レベル

科目・講座レベルも十分に充実しているので塾や予備校で起こりがちな「△△対策はここの校舎ではやっていないから〇〇校へ行きましょう」などということも起こらないです。

 

ここまでが、東進の説明となります。

次に、「東進がライバル塾にいる場合に自分の塾はどう対策するか?」について話していきます。

 

 

〇 東進の弱み:フランチャイズであること

実はこのフランチャイズは必ずしも保護者や生徒の利益になるとは限りません。

① 直営でない

② 講座数=生徒数=オーナーの収入

③ 講座の過剰供給

ネットの口コミなどで「講座をたくさん取らさせる」みたいな書き込みが散見するのはこの直営ではないことが関係しています。

フランチャイズ運営は東進に決められた、売り上げの〇%は支払いますが、それ以外はオーナーの収入となります。別に批判しているわけではないですし全部がそうというわけではないですがこれらが起こることがあるので今回弱みとしてあげました。

 

 

〇 どう対策するか?

① 予算のニーズを固定

最初に保護者に予算を提示するということです。

「例えば、年間の授業で〇円で夏期講習で△円で・・・」などとざっくりとでも年間の予算感を伝えると予算を固定できるので安心感を得られます。

② 直営である

これはあくまでも東進を批判しろということではないので言い方は気を付ける必要があります。あくまで売りの1つとして「私たちは全員受験指導は正社員が行っていて・・」などと話すということです。

③ 学習習慣の強調

これは正直本質だと思います。いくら素晴らしい授業をしても授業外の時間でしっかりと勉強をしなければ成績が上がることはほぼありません。

なので「授業をいっぱい取るのではなくて、必要最低限の授業で問題を自分で解く力をつけるのをサポートしていきます」というように差別化することができます。

 

 

まとめると、

・東進のサービスは非常に良いサービス

・特に教育機会の均等はたとえライバル塾であっても賞賛すべき姿勢

・批判をするのではなくあくまで自分たちの塾を「差別化」して戦っていくことが大切

 

動画ではより詳しく話しています。

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