こんにちは、教育百貨店の平野です。
就活生のみなさん、もしくは一度でも就職活動で面接を受けたことのあるみなさんに質問です。
企業との面接ってこちらは「選んでもらうだけ」の立場なのでしょうか？
僕は違うと思っています。
企業との面接は一見こちらが「選んでもらう」立場だと思いがちですがそれは違います。面接を受ける側もまた選考を通して「この会社は本当に大丈夫な会社なのか？」ということを面接・採用ページ・四季報など様々ツールを駆使して見極める必要があります。
今回は、「採用情報など事前に調べた限り極端に危なそうなところはなかった、安心！」ではなく、
面接で「この質問が来たら少し警戒してみましょう」という面接で聞かれたら要警戒の言葉を紹介していきます。
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初級編①「結婚の予定はありますか？」
特に女性が聞かれたら要注意。結婚した際に退職を強要されるケースがあり。
産休育休は会社に金銭的ダメージはないが代わりの人材を雇った後に産育休から復帰された人員が増えることを嫌う中小企業が言いがち。
初級編②態度系の注意
いわゆる圧迫面接。その中でも態度系の面接をする企業は注意。
まともな企業は態度の注意など絶対にしない。気に入らないことをすぐ口に出す社風なので危険。中小だけではなく大企業でもこの注意は起こる。
初級編③「〇〇大学かあ・・・」
面接でも言われる場合があるが、OB訪問やインターンなどでついうっかり現場の社員が口を滑らせる。学閥があったり学歴重視の社風である可能性が高い。
ただし東大と京大は単純な誉め言葉である場合が多い。
中級編①「海外旅行は行く？」
海外旅行好きは大手中小問わず敬遠され気味。有給で長期休暇を取って連絡も取れなくなる社員は雇いたくないと思っている。
「趣味は？」と聞かれて海外旅行と答えるのも受かりたいなら避ける方が無難。
ただし本物の外資系の場合は無関係。
中級編②「尊敬しているは誰？」
特定の支持政党や宗教関係をあぶりだしたい場合に用いる質問として近年台頭している。純粋に尊敬している人を聞くのは稀。
支持政党や宗教関係の名前が出てこなければ特に何を答えても問題はない。
真面目に父と母ですと言っても無意味。
中級編③「それはなぜですか？」
近年はやってきた質問。これ自体は良いのだが人事部が無能な場合、機転を利かせて理由を含めて回答しても「それはなぜですか？」と聞き返してくる。
選考者の方が頭が良すぎると落ちる可能性あり。
ここまでが初・中級編。あなたが選考の時に聞かれた質問はありましたか？
面接中はいっぱいいっぱになりがちで些細な質問についてあまり覚えていないことも多いかもしれません。
しかし、これらを頭の片隅に置いて面接に臨むことで自分の中の危機管理能力も上げることができます。
次からは上級編です。
上級編①フェルミ推定
「日本にはマンホールがいくつありますか？」のような質問。外資コンサル以外で言われたら注意。本来この質問は、外資コンサルの有能人事が理詰めで反論し、選考者がその反論を超える論理を展開できるか見るもの。
よって無能な人事がこれを使用してもまともな議論にならないのでこちらも選考者の頭が良すぎると落ちる場合がある。
中級編③と合わせ、これらは近年易しいコンサル本の出版が多いという状況もあり
「外資やコンサルはこんな質問してるんだ～うちもやってみよう」と本質を理解しないまま「安直な人事が使ってきた結果、まともな議論にならない」可能性が高い質問でもあります。
自分が答えることでいっぱいいっぱいになりがちですが、よく相手の反論なども聞いておく必要があります。
上級編②「うちの会社合ってると思うよ」
最終選考以外で言われたら要注意。普通の人事部の人間に採用の決定権などない。
最終選考より前でこれを言われたら人材不足により選考者を早い段階で囲い込もうとしている。これを言われたらつい舞い上がってしまいそうになるが、課長レベルなどにこれを言われた場合はむしろブラック確定な場合が多いので注意。
上級編③「部署の配属先は不明です」
大手も中小も危険だが、残念なことに大手も使いがち。
開発部で応募したのになぜか配属先は営業部だった、ということが起こる。
ホールディングス系は要警戒。配属や地域の約束は口約束に過ぎない。
安易に「どこでも良いです」などとは言わないほうが良い。
私自身も横浜配属で希望を出したが東京配属になった。
以上が上級レベルでした。
最後に、「これを聞いたら即辞退！」のかなり危険と考える必要があるものを紹介します。
即辞退レベル①「うち、給料だけは良いから」
実際に良い場合もあるが稀。見せかけの給料は良いが残業代が一切出ないパターン。
超成果主義でノルマ未達成だと容赦なく基本給の減額や賞与無しが起こる。
見せかけのお金につられないようにしましょう。
即辞退レベル②「彼氏いる？」
面接で人事部から言われることは稀だがOB訪問やインターンで現場の社員が軽はずみに言いがち。セクハラ発言をする社員が現場にいるということは現場社員の監視をする機能がない人事部ということがわかる。
そのような人事部は採用と退職手続きをするだけで従業員を守ってくれる人事部ではありません。
即辞退レベル③終始かなり度が強いため口
現場で使えない人材が人事部にいるパターン。また、現場の体育会系ノリが垣間見れる。結構な大手企業でも使われていますがゴリゴリの体育会系の可能性が高い。
超大手でも入社は避けたほうが無難。
以上が面接やOB訪問・インターンで聞いたら警戒すべきフレーズでした。
人事は会社と社員の架け橋です。
架け橋がポンコツならその先は渡らないこと。
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