平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

教育業界にAmazonが考える「経営者の目線」を持ち込みたい

直近5年間の年平均成長率は26%と今なお驚異的な成長を続けている会社Amazon

そのAmazonが考える「経営者の目線とは何か」について学んでいきます。

 

そもそも、Amazonでなくてもみなさんの所属する組織でも一度は

「経営者の目線を持ちなさい」

などという言葉は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

では、具体的に「経営者の目線」とはどんなものなのか?

どのようにAmazonは「経営者の目線」を育てているのか?

 その2点について今日は話していきます。

 

 

教育百貨店の平野です。 

教育百貨店とは英語の先生が全ての先生のために作った

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主に「スキルアップ」と「転職」について動画とブログにまとめています。

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それでは今日もよろしくお願いします。

 

 

 

まず、「経営者の目線を持ちなさい」という言葉をもう少しかいつまんで説明すると

「自分の仕事では無いという意識を持たないようにしましょう」ということ。

 

これに関しては、一度は経験がある方もいるかもしれません。

「なんで私の仕事じゃないのにしないといけないんだろう」

「これはバイトの仕事なのになんで自分が・・・・」

「なんで上司の仕事なのに私が・・・・」

「これは社員の仕事なのになんでバイトの自分が・・・・」

 

今回の話は「経営者の目線を持つ」ことが目的ですので、

「経営者の目線を持ちなさい」という言葉を武器にして過剰な労働ををしましょうという話ではないです。

むしろ「真の経営者目線」を持つことによって「経営者目線を持ちなさい搾取」からも逃れることができます。

 

 

 

動画の方が簡潔に説明しています。チャンネル登録もお忘れなく。

文章の方が良い方はこのまま先にお進みください。

 

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では、話を戻して「経営者目線」とは何か?

さらに言葉を肯定的に言い換えると

「すべての仕事が自分に関係あると思う」ということ。

要するに「他人事だと思わないようにしよう」という意味。

 

ただ、今回もう少し踏み込んで解釈を進めていきます。

「すべての仕事が自分と関係があると思う」ことは
つまり「自分の責任外の仕事にも積極的に参加をする」ということ。
 
ただ、少し考えてみましょう。
皆さんの周りの「経営者目線を持とう」と話している管理職や経営者の方は
本当に「自分の責任外の仕事にも積極的に参加」しているでしょうか?
 
体感では、実践できていない経営者・管理職が大半ではないかと思います。
 
パワハラをして部下を次々と辞めさせていく上司は人事に一切興味がないと言えるし、
予算は余らせないで無理やりにでも使ってしまおうという現場の管理職も経理の仕事に全く興味が無いといえます。
 
もう少しイメージしやすいように話すと、
人材確保のためにリクナビマイナビへの掲載料、合同企業説明会への出展と
人材紹介料のコストも入れると実は採用コストは難関で何百万~何億円という規模のお金が動いています。
なので、部下をたくさん辞めさせるような上司は人事に興味が無いと言っているのと同じなわけです。
 
 
確かに、自分ができないこと(不得意なことを)他の人に役割分担して仕事を振るというのも管理職の必要なスキルのうちの1つです。
今回話しているのは「すべての仕事に直接関わろう!」ということではなく
あくまで「すべての仕事に興味を持ちましょう」そして「責任外の仕事にも関わっていこう」ということです。
 
なので「経営尾者の目線を持つ」ことを思想として従業員・部下に浸透させていくことは必要。
ただ、言う側である経営者・管理職は今一度「言う資格があるのか?(自分自身もこの目線を持てているのか)」と自問自答していく必要があります。