こんにちは、教育百貨店の平野です。
今回も前回に引き続いてゲーム理論の話をしていこうと思います。
教育百貨店とは、教科内容「以外」の先生の困りごとを解決に導くツールです。
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それでは今日もよろしくお願いします。
みなさんは、塾内でこんな会話をしたことはありますか?
「うちは人数が多い大規模校舎だから大変」「人数が少ないか小規模校舎の方が大変」
今回は経営学的にどちらの校舎が辛いのかという話をしていきます。
動画ではより詳しく説明しています。
文字の方が良い方はこのままお進みください。
〇 ゲーム理論
①クルーノー競争(数量)
②ベルトラン競争(価格)
※塾においての数量とはある地域においての校舎規模と校舎数のことだと定義します。
〇 塾講師として働く場合・・・
激戦区と競合が少ない地域の場合どちらの方が大変か?
まず 前提として、とある地域に塾がAとBの二つしかない場合を仮定します。
現在両方とも同じ規模感を現状維持する場合AもBも15億円の売り上げがあると仮定します。
そこで、Aが上の階のテナントを借りて校舎規模を拡大(=いわゆる増産)を行ったとします。そうするとAの売り上げは20億、Bは15億円のままとなります。
もちろんこれはBだけが増産を行った場合も同じような現象が起こります。
→まとめると、相手は現状維持で自分だけが増産すれば当然ですが利益は上がります。
ただ、これがどちらも増産をすると話は変わってきます。
本来片方が現状市ならば20億の売り上げになっていましたが両方が増産すると双方17億円の売り上げに落ち着いてしまいます。
この、「それぞれが自分の利益を最大限にしょうと思った結果の状態」をナッシュ均衡と言います。
※注意していただきたいのは、具体例として出している数字はあくまで一例です。
すべて紹介しようと思うと膨大な時間がかかるため、最も一般的で一番最初に習うであろうパターンで解説を行っています。これがすべてではないことだけご承知置きください。
ここでクルーノー競争について少しまとめます。
【クルーノー競争】
・メリット:需要を増やす
・デメリット:供給過剰になる
→1校舎あたりの利益は減る
→価格競争になる(ベルトラン競争)
→過酷な労働になる
抽象的にまとめたので、具体的に当てはめて少しお話します。
クルーノー競争=校舎規模・数を大きくすることですがメリットとしては当然
需要を増やすことができるということです。規模や数を増やすと当然生徒や保護者の目に入る機会が増えるので需要を増やすことができます。
ただ、注意しないとならないのは供給過多になる可能性があることです。これはイメージしやすいかと思いますが、テナント増えたは良いけど生徒がその分増えずに供給過多になり、テナント料ばかりがかかってしますという状態も起こり得る状態です。
そうなると結果価格競争に発展していき、最終的に現場は過酷な労働を強いられるようになります。
※ベルトラン競争の話はこちらで解説しています
〇まとめると・・・
クルーノー競争という理論からすると激戦区・大規模校舎の方が供給過剰になりやすいので目標が達成しにくくなり、過酷な労働が強いられてしまうケースが当てはまると思います。
※すべてがこのパターンに当てはまるわけではないですが、今回は最も起こりやすとされているパターンを説明しました。
動画ではより詳しく説明しています。
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