平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

先生という職業が向いてるかどうか考える

どんな職業も人によって向いている向いていないはあります。

 

向いていないと思っても

実は向いていた職業もあれば

 

向いていると思ったのに

実は向いていなかった

 

みたいなことも起きます。

 

いざ先生になってから

「あれ?思ってたのと違う」

と思わないために

 

先生という職業が

向いているかどうか

元先生が3つ基準を伝えたいと思います。

 

教育百貨店の平野です。 

教育百貨店とは英語の先生が全ての先生のために作った

教科内容「以外」の先生の困りごとを解決に導くツールです。

主に「スキルアップ」と「転職」について動画とブログにまとめています。

詳しい自己紹介はこちらの概要欄から。https://www.youtube.com/channel/UCqp89tMf52TdoQ3n9M-SI5w/about

それでは今日もよろしくお願いします。

 

 

難易度が低い順に3つ紹介していきます。

 

難易度★

「オフ状態でも授業のことを考えられる」

 

これは仕事を持ち帰って

家で仕事をする

という意味では全くありません。

 

オフの状態というのは大きく

1.仕事が終わった後

2.仕事が休みの日

 

この2つがあると思いますが

 

先生は職業柄

授業のことはオフ状態であっても

考える必要があるように思います。

 

オフの日に授業のことを考えるなんて無理と思うかもしれませんが

先生以外の職業の人たちも

仕事とまではいかないまでも

オフ状態のときに仕事のことくらいは考えますし

休日に仕事関連の勉強を自主的にしている人はいます。

 

要はオフ状態でも

仕事のことを考えて

 

「苦にならない」のであれば良いのです。

 

ですから先生はオフ状態であっても

「明日の授業の組み立てどうしようかなあ」

「これって今度やる単元に使えそうだ」

みたいなことを考えるのが

 

苦にならないのであれば

先生という職業は向いていると言って良いでしょう。

 

休日に机に向かって仕事が出来る人が向いていると言っているのではありません。

(実際にそういうことが起きる可能性は十分あるが・・・)

 

実際に先生はオフ状態で授業のことを考えても

苦にはならない人が多いように思います。

 

動画の方が簡潔に説明しています。チャンネル登録もお忘れなく。

文章の方が良い方はこのまま先にお進みください。


先生に向いてる人かどうか3つ知っておこう【教員】【塾講師】

 

 

難易度★★

「共感力が高い」

 

特に先生は教員であっても塾講師であっても

対人サービスを提供しています。

 

物を売らない職業はほぼ全てサービス業です。

よって先生はサービス業ですから

 

どうしてもコミュニケーションスキルは必要ですが

コミュニケーションスキルよりも

「共感力の高さ」は生徒とその保護者と

うまくやっていけるかどうか必要なスキルです。

 

特に共感力においても

「学習内容」と「人間関係」に関する共感力は使う場面が多く

必要なスキルと言って良いと思います。

 

よく学歴が高いが授業が上手でない先生はこの

「学習内容の共感力」が欠けています。

 

生徒がなぜこんな簡単なことでつまずいてるのか理解できない。

 

これは結構先生として致命傷になります。

 

超難関私立高校の先生ならまだ

勉強出来る子が求めている学習内容の共感力だけで良いかもしれませんが

世の中の大半の学校や塾の生徒は

「勉強は別に好きでもないし得意でもない」です。

 

学習内容でつまずいている

その原因がどこにあるか

共感できない先生は一部の上位層の生徒からは支持されても

大半の生徒からは

「何言ってるかよくわからない」

と言われるのがオチです。

 

ただし超上位層の生徒から支持があるからといって

「自分の授業がうまい」と思うのは

ちょっとした勘違いかもしれません。

 

超上位層の生徒は

「1を聞いて10を理解する」

ことも多いですから、

先生の授業が多少下手でも理解できます。

 

実際の私の生徒にも関東の超難関国公立大学に受かる生徒はいますが

試しに「東大英語」の先生の授業を受けさせてみると

 

「何言ってるかよくわからなかった」と言います。

でも実際には超難関国公立に受かっています。

 

やはり「1を聞いて10理解する生徒」はごく一部の少数派であると言えます。

 

よって生徒が「わからないところをわかる」という共感力は

99%の先生に必須であると思います。

 

また人間関係においても共感力は重要です。

 

生徒を取り巻く人間関係は

「親」「友達」「先生」

この3つが基本的には軸でしょう。

 

生徒によっては「アルバイト先の人間関係」

もあると思います。

 

集団生活をしているのですから

先生本人も人間関係で悩むことくらいあります。

 

しかしそれと同等レベルで

生徒も人間関係で困っているケースは多々見受けられます。

 

いじめを受けていて

「無視しなさい」というアドバイスが有効かどうかは

共感力が試されます。

 

無視することで気持ちが和らぐ生徒もいるでしょうが

 

いじめをした生徒を注意しないと

気持ちが和らがない生徒もいるでしょう。

 

人間関係のトラブルにおいて

生徒が何を求めているか

共感し対応することは必要です。

 

私の塾の生徒にも

学校でいじめを受けている生徒がいました。

 

しかもいじめている本人も塾にいるのです。

 

しかし塾には仲の良い友達もいるし

辞めたいとまでは思っていませんでした。

 

ですので事を荒立てないように

いじめを受けている生徒の周りに

仲の良い生徒を固めるよう席を変更し

さらに出入り口付近の席へ変更しました。

 

また教室には授業時間ギリギリに入るよう指導しました。

これでいじめ加害者との接触はかなり控えられます。

 

またいじめ加害者の席は被害生徒と対角線上の

1番遠い位置へ変更し接触を避けました。

 

これは生徒の「事を荒立てて欲しくない」

という気持ちを察して

共感力を生かして対応した処置です。

 

生徒の希望を感じ取り

確認して処理する必要が求められます。

 

先生はこういう細かいことにも配慮しなければなりません。

 

人間関係の共感力も必要であると考えています。

 

 

難易度★★★

「嫌われる勇気がある」

 

これは難易度としては非常に難しいです。

 

特に塾の先生は

嫌われた先にあるものは「退塾」ですから

どうしてもノルマがちらついて

嫌われる行動を取らないようにします。

 

しかしこれは嫌われる行動をとって生徒からどう思われても平気な

ちょっとずれている鋼のメンタルが必要ですと言っているわけではありません。

 

子供はどうしても

好ましくない行動を

無意識かどうかに関わらず

取ってしまうことがあります。

 

それを生徒のためなら

きちんと指摘できるかどうか

ということです。

 

指摘したことで嫌われる可能性はあります。

嫌われないように言い方には十分配慮すべきです。

状況の背景も理解すべきです。

 

嫌われる事を一切恐れずに

言いたい事を言うのとは違います。

 

生徒のためになるなら

この指摘をしなければならないし

言い方や生徒の言い分も十分注意して

最後は生徒のために言いたくないことも言う

 

これが必要です。

 

嫌われても平気な人は世にいっぱいいますが

それは「自分の言いたい事を言って満足」な世界です。

 

そうではなくて生徒のためになることを

言ったら嫌われるかもしれないが

それでも言いたくないことを言うことです。

 

ただ「嫌われることに慣れる」とはわけが違いますので

そのあたりは誤解のないようにしてほしいと思います。

 

YouTubeでは数分程度でさらに簡潔に説明をしています。

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先生に向いてる人かどうか3つ知っておこう【教員】【塾講師】

 

 

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