平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

教員は社会性がないと言われる筋合いは果たしてあるのか

教員は社会性がないからダメだと、

よく言われているのを耳にする。

 

実際に転職希望の教員の方が

「教員なんて授業以外何もできないし社会性がない」

と教員本人が言うのだから、

 

よっぽど周りから不快なことを言われて

自信を無くしているのだなと思ってしまう。

 

転職エージェントの担当者として断言するが

先生だからといって社会から必要とされていないはずはない。

 

ちなみに我々塾講師もよく

「転職する時に潰しが効かない」

とよく言われてしまい、

転職意欲の低下に繋がっている塾講師はいる。

 

教育百貨店の平野です。 

教育百貨店とは英語の先生が全ての先生のために作った

教科内容「以外」の先生の困りごとを解決に導くツールです。

主に「スキルアップ」と「転職」について動画とブログにまとめています。

詳しい自己紹介はこちらの概要欄から。https://www.youtube.com/channel/UCqp89tMf52TdoQ3n9M-SI5w/about

それでは今日もよろしくお願いします。

 

まず断っておきますが

 

教員や塾講師は社会性がないと言われて

それでもそのまま「先生」の職業を続けたいと思っているのなら

こう考えよう。

 

「嫉妬」であると。

 

公務員ですし、

労働時間に対する給料が高いかは置いておいて

給与水準は比較的高めです。

 

そりゃ嫉妬の対象にもなります。

 

そういったことで自分の心の安定を保てない人には

理論的に妬まれる理由がないことをお教えします。

 

今の日本において

年収600万円以下の人たちは

納めている税金よりも

 

国や自治体から受けている税金による恩恵の方が

多いとされています。

 

だから年収600万円以下の税収は

公務員の給料の足しには全くなっていません。

 

だいたい公務員批判をする人たちって

金銭的にも余裕がない人たちが多いように見えます。

 

公務員の給料の足しにもならない税金しか払ってないで

公務員に文句言うな。

 

これで妬みを言う人を軽くあしらえるのなら

自分の心の安定を守るために覚えておくべきです。

 

口に出して反論するために使うのはよくありませんが

心の中でそっと思うくらい自由です。

 

そこまでしなくても大丈夫な先生は

「批判するような人は放っておこう」

と思えれば十分です。

 

ただしここから先

今先生という職業でありながらも

 

他業界に転職を希望している場合には

 

事態が大きく異なります。

 

 

動画の方が簡潔に説明しています。チャンネル登録もお忘れなく。

文章の方が良い方はこのまま先にお進みください。


教員は社会性がないという謎ワードを分析してみる

 

 

転職の際に大きく影響するのは年齢などもありますが

 

「仕事上で出した成果を数字で表すことができるか」です。

職務経歴書に「成果を数値で記載」する必要があります。

 

成果を数値で記載せよと言われても

何も出てこないのではないでしょうか。

 

できることは?と聞かれれば、

授業ができる

コミュニケーションができる

保護者対応ができる

と答えられるかもしれませんが、

この辺りは職務経歴書においては記載してもほぼ無意味です。

 

年中何かしらのノルマが存在する塾講師にとっては

自分の成果を書けばいいわけですから比較的書くことはあります。

 

どういう方法で生徒を集めたかとか

トークスキルで生徒を昨年から何パーセント増やしたかとか

書く内容を精査することは必要ですが、基本なんでも書けます。

 

ところが教員はこの「数値で測る」業務がありません。

公務員でノルマがあからさまに設定されている身近な職業は警察くらいです。

 

教員にはノルマがないので数字に対して

何をどう行動したかを記載することが非常に難しいのです。

 

数字の成果があれば転職もしやすいのですが、

なかなかそうもいきません。

 

その結果、なかなか転職できないことから

社会から必要とされていないと感じ

「教員には社会性がない」

と自分たちで言ってしまう要因となります。

 

教員でも転職はできます。

どこにでも何にでもなれるわけではありませんが、

それは一般企業の人たちも同じです。

 

教員であっても

数字の目標を自分で作って

そこにコミットしていく環境を

作り出すことは可能です。

 

よって話をまとめるのであれば

①ノルマがないことによって

②成果を数字で表しにくいのは事実である。

③世間は数字による成果を求めているので

④それに対応できないことを社会性がないと呼んでいるなら

⑤理論上は合っているが

⑥無関係な人が批判するならそれは

⑦ただの嫉妬的な発言である。

 

と思えばいいと思います。

 

つまり自分で思うなら構いませんが、

人から言われる筋合いなど微塵もないのです。

 

ちなみに塾講師はいくらでも転職できます。

だって日々死にものぐるいで追っているノルマがあるでしょう?

 

そのノルマを達成したことが1度でもあるならば

その時の達成に到るまでの過程を書けばいいのです。

 

それで立派な職務経歴書は完成します。

 

十分他業界でも通ります。

 

人から社会性がないなどと言われる筋合いはありませんが

自分で社会性がないと思った場合には

自らにノルマを課して

他人との相対的な比較で優位性のある数字を出しましょう。

 

それを職務経歴書に書けば

少なくともあなた自身は

社会性があると思われます。

 

それでも私は

教育業界から優秀な人材が抜けることは本望ではありません。

 

 

YouTubeでは数分程度でさらに簡潔に説明をしています。

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教員は社会性がないという謎ワードを分析してみる

 

 

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