平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

教育現場で強制有給5日取得は実現するのか

有給を10日以上取得できる場合は

そのうちの5日間を必ず消化しなければならない

 

働き方改革で決まったことです。

 

では実際に教育現場で働く

教員と塾講師の皆さんは

この強制有給5日消化は実現するのか。

 

実はこの法律には抜け穴があることを話していきたいと思います。

 

教育百貨店の平野です。 

教育百貨店とは英語の先生が全ての先生のために作った

主に「スキルアップ」と「転職」についてまとめた動画とブログです。

詳しい自己紹介はこちらの概要欄から。https://www.youtube.com/channel/UCqp89tMf52TdoQ3n9M-SI5w/about

それでは今日もよろしくお願いします。

 

 

結論から言いますと

強制的に5日間の有給を取らせるこの法律は

罰則規定があり守られます。

 

10日以上の有給休暇を取得できる場合には

そのうちの5日間有給休暇を消化しなければならないとは

 

確かに書いてあります。

 

しかし残念なことにこの法律にはトンチが効いています。

 

有給休暇を消化している最中は

勤務をしてはいけない

 

とまでは書いていないのです。

 

は?

 

と思うかもしれません。

 

システム上は有給を消化しながらも

出勤をしたり自宅で仕事をすることは可能なのです。

 

動画では簡潔に説明をしています。チャンネル登録もお忘れなく。

文章で読みたい方はこのままお進みください。


先生の強制有給消化は実現するのか!?【働き方改革Part2】

 

なので強制的に有給を消化させつつも

働かせることは可能という

めちゃくちゃな抜け穴があります。

 

有給を取ってるのに給料が無給になる。

さすがにそんなことは起きません。

 

有給を取ってるが

出勤はしている。

もしくは在宅で仕事をしている。

 

これは現実に起きます。

 

そしてもう1つ抜け穴があります。

 

有給「休暇」だしさすがに出勤をさせるのはまずいな・・・。

 

と思っている経営陣はいます。

というかほとんどそう思っているでしょう。

 

先ほどのトンチを効かせてくるのは中小企業です。

 

では大手企業はどういう抜け穴を使ってくるか。それは、

 

「年間休日を5日減らす」です。

 

年間休日に関しては

120日を115日にしようが別に問題はありません。

 

だから年間休日を5日減らし

 

「有給奨励週間」

みたいなのを作って

その期間中に全従業員で有給を交代でまわす。

これは現実に起こせそうです。

 

会社規模にもよりますが、

1000人程度の企業なら1ヶ月あれば余裕でまわせます。

 

これで有給は5日間法律通りに消化し

年間休日は減っていないから、

ただ有給残り日数が減っただけ

 

これで休日は増えない状況が完成します。

 

また有給には半日消化があります。

塾講師の場合授業時間から出勤することで

0.5日ずつ消化する方法も使えます。

(まあそれでも消化させてくれるのなら夕方から出勤できるのはありがたいですけどね)

 

なのではっきりいうと

この法律は結構なザルです。

 

律儀に守る企業はあると思いますが、

抜け穴もあるのですから

そこを狙ってくる企業は存在するでしょう。

 

お勤めの企業が抜け穴がある中で

どういう誠意を見せてくるか

ぜひ見てください。

 

極悪経営者判別としては使えるでしょう。

 

YouTubeでは数分程度でさらに簡潔に説明をしています。

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先生の強制有給消化は実現するのか!?【働き方改革Part2】

 

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