平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

生徒の信頼をガッチリ掴む言葉の選び方

「今やれば間に合う」か「今やらないと間に合わない」

 

生徒や保護者に台詞を言う場合、どちらの言葉の方が効果があるかは

マーケティングの世界では決まっています。

 

生徒や保護者の信頼を得るために使うべき言葉と、

使い分けを紹介していきます。

 

教育百貨店の平野です。 

教育百貨店とは英語の先生が全ての先生のために作った

主に「スキルアップ」と「転職」についてまとめた動画です。

詳しい自己紹介はこちらの概要欄から。https://www.youtube.com/channel/UCqp89tMf52TdoQ3n9M-SI5w/about

それでは今日もよろしくお願いします。

 

今やれば間に合う

今やらないと間に合わない

 

要は同じことを言っていても言い方の表現は大きく2つあります。

①肯定し共感する

②否定し不安を煽る

 

どちらが効果があるかと言われると、

実はどちらも効果はあります。

 

しかしそれぞれが及ぼす影響を理解し、

使い所を間違えないようにすることが重要です。

 

動画の方が簡潔です。チャンネル登録もお忘れなく。

文章の方が良い方はこのまま先にお進みください。


生徒と保護者を惹きつける言葉を正しく使い分ける

 

 

共感し肯定するやり方は、

 

レスポンスが悪い

浸透するスピードが遅い

 

というデメリットがあります。

なかなか綺麗な言葉というのは広がらず、

見向きもされないことが多いのです。

 

理想論ってなかなか世の中では生かされませんよね。

 

しかしメリットもあります。

否定の言葉を使わないので、アンチが湧きにくい面もあります。

 

人気になれば多少アンチは湧くものですが、

ファンの方が多い状態を作り上げることができます。

 

また肯定の表現を使うことは誰でもできどんな場面でも使えます。

 

言葉の選び方は面倒だし、そもそも人に嫌われたくない人は、

 

共感し肯定する言葉を常に選ぶのが無難です。

 

勉強頑張ろう!

決めたことはやりきろう!

努力はいつか報われる!

 

などが肯定の言葉になります。

肯定の言葉を使ってるのにアンチが出てきたら、それは人気が出てきた証拠です。誇りを持ちましょう。アンチは必ず湧きます。

 

 

それに対して否定し不安を煽るやり方もあります。

 

勉強できなきゃ食っていけないぞ!

決めたことやらないなんて人間としてどうなんだ

努力は報われないし裏切られることもある

 

言いたいこと自体は同じです。

そして否定の言葉はマーケティング的にどういう影響を与えるのでしょうか。

 

まず反応は早く、

浸透するスピードも桁違いです。

 

例えばツイッターでも現状を打破するために否定的な言葉を使った方がバズる可能性は高く、

実際に不平不満を言っているアカウントの方がフォロワーが多いのは事実です。

 

これはマーケティング的にも合っており、

否定的な言葉の方が良くも悪くも反応します。

 

まさにこれの代表例がNHKから国民を守る党のキャッチフレーズです。

 

NHKをぶっ壊すというワードは瞬く間にメディアに取り上げられ、

自民党のキャッチフレーズよりも確実に世に知れ渡りました。

 

否定的なワードの方が拡散力は強いのです。

 

ただし否定し不安を煽るやり方には当然デメリットがあります。

 

例えばアンチが非常に多く湧きます。

アンチの数だけファンもいるという理論がありますがまさにこれです。

あまりやりすぎると心を痛めます。

 

またその派手な発言や言動から一瞬熱狂的なファンが生まれ、

盛り上がりますが、派手さがなくなると一気にファンは減っていきます。

 

ガツガツ前に出て意味不明なことをいう芸能人の方が売れています。

しかし誰でも意味不明なことを言えば売れるわけではありません。使う人にもよります。

 

過激系ユーチューバーがネタ切れを起こすと即再生回数が減っていくのはこの現象です。

 

よって否定して不安を煽るやり方は、

使う人によってセンスが必要であることと、

使いすぎ注意なワードであると言えます。

 

拡散力が強いのでここぞって場面で勝負を仕掛けたいときは使えます。

 

また名だたる大企業があまり否定して不安を煽ったりするCMをやらないのは、企業イメージのためです。

 

肯定した言葉は徐々にファンを増やしブランド力が少しずつ向上します。1度ついた良いブランドイメージはそう簡単にはひっくり返すことができません。

 

日本の遊園地が長い間ディズニー一強時代だったのはまさにこのブランドイメージです。ディズニーから否定的なマイナスなイメージは浮かびません。

実際には事件も起こしていますが、売上は順調に伸ばしています。ひっくり返ることのないファンが溢れるほどいるからです。これがブランド力です。

 

逆に不安を煽って否定するやり方は、ブランドイメージを壊します。

 

N国党の政策が良いか悪いかはおいておきますが、

NHKの受信料で揉めてるというイメージは付きまといます。

 

面白がって支持しているファンもいますがアンチが多すぎます。

 

ようやく教育の話に戻しますが、先生なら経験があるでしょう。

 

塾の先生が

学校の授業なんてクソだなんて言ったら、

一部の生徒はそうだそうだと面白がって騒ぎ立てますが、

実際には学校の先生が好きな人もいて逆効果です。

 

学校の先生の授業もわかりやすいと思うけど、

僕の授業の方がわかりやすい自信があるよ!

くらいの方が長く支持を受けます。

 

学校の先生も、

塾なんて行かなくてもいいなんて言おうものなら、

塾に行ってない生徒からは支持されるかもしれませんが、

 

授業が下手で子供が理解できないから塾に行かなきゃいけないんだろうが!

と親からクレームを浴びた先生がいたようです。

(浴びてる先生がいると生徒が言っていました)

 

塾の先生の授業もわかりやすと思うけど、

僕も授業の研究はしてるし頑張ってるよ!

くらい言えた方が、実際に授業が下手すぎる場合を除いて良い印象を持たれます。

 

ですので結論としては、

・基本的には肯定し共感する言葉を言った方が印象は良い

・否定して恐怖を煽るやり方は先生のイメージを悪くするし使う人のセンスが必要

・ただし勝負を仕掛けたい大一番のときは否定して恐怖を煽るやり方も効果はあり、即効性もある

 

という認識で良いと思います。

 

アンチいっぱいファンもいっぱいの塾講師は、

「退塾が出たり出なかったり教室在籍が不安定」です。

 

十分気を付けましょう。

 

YouTubeでは数分程度でさらに簡潔に説明をしています。

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生徒と保護者を惹きつける言葉を正しく使い分ける

 

 

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