平野夏紀【教育百貨店ブログ】

先生に「授業内容以外」で価値提供を目指すブログです。YouTubeにも動画あげてます。

元人事部が教える就活転職の真実

 人事部で新卒採用の担当経験があります。

 

また、転職エージェントの営業マンをしていたときに法人営業もしていましたので、各企業の人事担当者と直接やりとりをしていく中でわかった真実を5つお教えします。

 

①学歴フィルターは確実にある

学歴は見ています。 大学名を見ている婆もありますし、高校名を見ている企業もあります。ただしどこがボーダーラインかは各企業の判断によって異なります。

 

学歴フィルターと聞くと悪いイメージがありますが「特定の大学出身者に偏らないようにするため」に使っている企業もあり、必ずしも学歴の低い方が不利になるとは限りません。

 

また学歴フィルターの絞り込み方は「履歴書を見て手で分類」から「リクナビの企業管理画面から絞り込み」まで様々です。

 

中途採用よりも新卒採用の方が学歴フィルターは強い傾向にあります。

 


【転職】人事部の裏側と本音【面接】


 

②コミュニケーション能力を売るのはおすすめではない

コミュニケーション能力を全面に押し出した履歴書は面接は「何もアピールポイントがない人」という認識をされています。特に中途採用の場合は避けるのが無難です。

 

コミュニケーション能力ではなく「スタッフのマネジメントをどう行ったか」や「性格別会話術」くらいまで分析がされている場合は問題ありません。

 

明るくて素直で誰とでも話せます!

このアピールはあまり効果がない上に「またかよ」と思われます。

 

人の良さはアピールしなくても面接でわかりますから、書く必要性はほとんどないと言えます。

 

③「物は言いよう」はかなり重要

契約社員から正社員になれなかったから正社員になるために転職をする。

よくある話です。しかしその際に事実をそのまま述べるのはあまり良い策とは言えません。物は言いようですが前向きな言葉にしましょう。

例えば「契約社員では裁量権に限界があり、自身の専門分野拡大のために転職を決意しました」と言えば聞こえは良いです。

 

実際に物は言いようの方がうまくいくケースが多く「事実を素直に話しすぎる」のは良策と呼べないのが実情です。

 

④人間関係が悪かったとは言わないこと

 

転職希望者の7割は「職場の人間関係の悪化」が決定打です。

 

給料が少ない、希望の仕事ができない、労働環境が悪い

これらが理由で転職に踏み切る方ももちろんいます。ただこの中の1つだけではあまり転職に踏み切る方はいません。

 

だから採用側も人間関係が悪くて辞めたんだろうなというのは暗にわかっています。ですがそれを言う必要はどこにもありません。

それを言うと「あなたにも問題あったのでは?」と思われます。

 

⑤超優秀な人材は選考を早める

 

優秀な人材は他の企業の選考も受けており、かつ選考が進んでいる場合があります。

その人材に最初に内定を出すことは企業にとって大変重要です。

 

ですから途中の選考すっ飛ばす、別枠で選考日を設ける、他社選考日を確認しそれより前に交通費支給で最終選考に強引に突っ込むなど、どんな手でも駆使して囲い込みます。

 

普通の選考だからと言って不安になることはありませんが、選考を早められた感じがした場合は評価されていると考えて間違いありません。

 

以上、5つの真実でした。

これからも人事情報に関しては定期的に話していこうと思います。